保険会社提示額 | 最終獲得額 |
---|---|
495万円 | 1940万円 |
ご相談内容
被害者 | 30代・会社員・女性 |
---|---|
部位 | 手 |
傷病名 | 母指MP関節尺骨側側副靱帯損傷 |
後遺障害等級 | 10級7号 |
獲得金額 | 約1940万円 |
ご依頼者は、バイクで走行していたところ、右折してきた自動車と衝突して転倒する交通事故の被害にあいました。
この事故により、親指の靱帯を損傷し、指が曲がりにくくなってしまい、後遺障害10級7号の認定を受けていました。
保険会社から示談金の提示が来たタイミングで、この金額が妥当なのかどうかをご相談に来られました。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | 10級 | 10級 | – |
入通院慰謝料 | 28 | 110 | 82 |
休業損害 | 3 | 3 | 0 |
逸失利益 | 274 | 1685 | 1411 |
後遺障害慰謝料 | 187 | 550 | 363 |
その他 | 3 | 3 | 0 |
調整金 | 190 | 190 | |
過失相殺等 | -601 | -601 | |
過失割合 | 75:25 | 75:25 | |
合計 | 495 | 1940 | 1445 |
単位:万円 |
まず、弁護士が保険会社からの示談金提示書面を検討したところ、自賠責基準金額そのままの提示であり、裁判基準と比較して明らかに低額なものでした。
そのため、弁護士が裁判基準で保険会社と交渉をしたところ、なんと保険会社の担当者は依頼者が現在復職していることを理由に、後遺障害逸失利益を一切認めないと不当な主張してきました。
その後も、交渉を継続しましたが、保険会社の担当者は不当な主張に固執したため、依頼者の希望により裁判をすることにしました。
裁判においても、相手方弁護士は、逸失利益を一切否定する主張をしてきました。さらに、カルテ等の医療記録を提出し、そこに親指の可動域制限の程度について後遺障害診断書と異なる記載があったため、その記載を引用し、そもそも後遺障害がないとの主張をしてきました。
そこで、弁護士は、依頼者の主治医に、後遺障害の再検査を依頼するとともに意見書を作成してもらい裁判所に提出しました。
また、後遺障害が残存していることについて医学上の主張も行いました。
これにより、相手方弁護士も折れ後遺障害を認める方向に流れが変わりました。
解決内容
裁判中に、ほぼこちらの主張通りの内容で、和解が成立しました。
これにより、保険会社の事前提示額である約495万円から約1445万円増額した約1940万円(治療費は除く)の賠償金を得ることができました。
所感(担当弁護士より)
裁判中に開示されたカルテの内容は、こちらに不利な記載がしてありましたが、結果的にコチラの主張通りの金額が認められて良かったと思います。
裁判中に主治医に適切な意見書を書いてもらえたことや、的確な医学上の主張を行えたことが、賠償金の約1450万円の増加という成果につながったと思います。
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