弁護士に交通事故に関するセカンドオピニオンを求められるのか?

交通事故について弁護士にセカンドオピニオンを求めることはできるのかについて解説します。

他の弁護士に相談した後のセカンドオピニオン

まずは、交通事故について他の弁護士に相談した後のセカンドオピニオンです。

弁護士に相談した後に、すぐにその弁護には依頼せずに、他の弁護士にも相談してみてから、依頼をする弁護士を決めるという方法です。

この意味での弁護士へのセカンドオピニオンは、比較的よく行われています。既に他の弁護士に相談しているということだけを理由に、相談を断られるケースはほとんどないと思います。

当事務所でも、他の弁護士に相談したけど、あまり良くなかったので相談したいという方もいらっしゃいますし、実際に相談を受けています。

今は交通事故の被害者の方の相談は無料となっている事務所も多いですし、有料の場合でも弁護士費用特約(法律相談費用特約)を利用すれば、10万円まで相談料がタダになるので、複数の弁護士に相談しても費用がかさむこともないでしょう。

この場合、相談した複数の弁護士の中から、自分にとって一番良い弁護士を選べるかどうかが重要です。

相談時間は、30分から1時間程度の場合が多いので、その時間の中で自分にとって一番良い弁護士を判断する必要があるからです。

また、誰にとっても一番良い弁護士というのはいないのです。あくまで、あなたにとって一番の弁護士を選ぶ必要があります。

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既に弁護士に依頼した後のセカンドオピニオン

次に、既に弁護士に交通事故の示談交渉を依頼した後のセカンドオピニオンについてです。

これは、既に弁護士を依頼しているが、依頼した弁護士に不満があるので弁護士を変えたい、大きな不満があるわけではないが依頼した弁護士の方針に問題がないか聞いて安心したいという場合に、行われるものです。

最初に説明したセカンドオピニオンに比べると、この意味でのセカンドオピニオンは比較的少ないです。

また、この意味でのセカンドオピニオンは、相談を受け付けない弁護士や事務所もあると思います。

当事務所では、交通事故に関しては、既に他の弁護士に依頼中のセカンドオピニオンも受け付けておりますが、原則として有料となっています。

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セカンドオピニオンを求める際に注意する点

セカンドオピニオンを求める際に注意すべき点があります。

医療業界では、「後医は名医(こういはめいい)」という言葉があります。

これは、患者からすると、後に出会う医者の方が良い医者のように感じられるのが普通という意味です。

弁護士へのセカンドオピニオンにも、これが一部あてはまるのです。

なぜかというと、まず相談にくるかたは、初めての相談よりも、2回目以降の相談の方が、事件の経緯や自分の希望を整理して話すことができるため、短時間で弁護士が内容を把握して適格なアドバイスがしやすいと言うことがあります。

次に、最初に相談または依頼した弁護士の方針について、二人目以降の弁護士に相談した際に、「●●の部分はおかしいかな」と言われた際に、その意見についての批判を最初の弁護士からは聞けないということがあります。

そうすると、あたかもセカンドオピニオンを求めた弁護士のいっていることが全て正しいと簡単に思い込んでしまう場合があります。

そのため、複数の弁護士に相談した際に、どの弁護士に依頼するかを決める、または、弁護士を変えようとする時は、慎重に考える必要があるのです。

当事務所でも、セカンドオピニオンを求められた際には、自分に依頼するように勧めることはありません。

ご相談者がどの弁護士に依頼するかは、上記のようなセカンドオピニオンの特殊性を踏まえた上で、慎重にご判断いただいております。

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