別居

離婚を考えている場合別居した方が良いのかどうか、どのように別居すれば良いのかについて解説します。

離婚と別居

離婚の話し合いがすんなりまとまりそうなのであれば別居せずとも離婚できることになります。
しかしながら、同居中にいくら話しても離婚できないような場合は、別居をしない限りはなしが進まないことが多いです。

また、協議が進まない場合は離婚調停をするのですが、同居中の夫婦が調停をしたとしても、調停後に同じ家に戻るわけですから、調停の期日間に新たな争いの種ができたりなどしたり、自宅で口論をすることになったりして、調停で冷静に話した意味がなくなってしまうことも多いです。

また調停でも話がまとまらない場合は、離婚裁判をすることになりますが、その場合離婚できるかどうかは別居期間が非常に重要となります。その点からも、別居が必要といえるでしょう。

したがって、離婚の決意が固く離婚調停も考えているのであれば、可能な限り別居した方が良いのは間違いないでしょう。

別居はできる限り話し合いで決めた方が良いです。ただし、別居すら許してもらえない状況であれば、置き手紙を残すようにして別居せざるを得ないときもあります。
なお、DVをされている場合には、そもそも別居の話し合いをすることすら危険なので、別居先を知られないように、密かに別居をする必要があります。

別居すると、財産分与に関する証拠が集められなくなる可能性があります。
できる限り別居前に、財産関係の資料をコピーするなどして証拠を集めておきましょう。