この記事の結論
- 不倫相手として最も多いのは、職場の人です。毎日顔を合わせ、会っても不自然に見えないためです。
- ただし、社内不倫は失うものが多くなります。慰謝料だけでは終わりません。
- 相手が部下だった場合は、別の問題として争われることがあります。
- 慰謝料の面では、証拠が残りやすく、金額も上がりやすいのが社内不倫です。
不倫相手として最も多いのは、同僚や上司といった職場の人です。
社内にいる時間が長く、会っていても不自然に見えない。配偶者に気づかれにくい、という事情もあります。
なぜ職場が多いのか
きっかけとして多いのは、次のような場面です。
- 仕事終わりに二人で食事に行く
- 会社の飲み会で一緒になる
- 仕事やプライベートの相談に乗ってもらう
- 同じチームで働くことになる
毎日顔を合わせる相手とは、気が合えば近づきます。これが最も大きな理由です。特別な事情があるわけではありません。
社内不倫で失うもの
慰謝料の問題だけでは終わらないのが、社内不倫の特徴です。
会社での立場
会社に知られれば、どちらか、あるいは両方が異動や降格になることがあります。処分がなくても、居づらくなって辞めざるを得ない、という結果になることもあります。
周囲を巻き込む
相手の配偶者が会社に連絡してくる、あるいは直接訪ねてくることがあります。社内の人にも知られ、迷惑をかけることになります。
解消したあとも顔を合わせる
不倫は、発覚しなくてもどこかで終わらせることになります。
そのときにもめれば、職場に持ち込まれます。もめなくても気まずさは残り、仕事がしづらくなります。相手と離れられないのが、社内不倫の厄介なところです。
相手が部下だった場合
発覚した途端に、話が変わることがあります。
別の問題として争われることがあります
セクハラだった、同意はなかった、と主張される可能性があります。立場の差があるぶん、こちらの説明は通りにくくなります。
この場合、慰謝料の話とは別に、会社の懲戒や刑事の問題が並ぶことになります。
慰謝料の面で何が違うか
職場での関係だからこそ、金額と証拠の両方に影響が出ます。
証拠が残りやすい
会社の中には、記録が残る仕組みがそろっています。
- 社内チャットやメールのやり取り
- 出退勤の記録
- 経費や出張の申請
- 同僚が見聞きしていたこと
いずれも自分では消せません。会社が管理しているためです。
請求する側から見れば集めやすく、請求された側から見れば「証拠はないはずだ」という前提が崩れやすい、ということになります。
金額が上がりやすい
慰謝料は、関係が長く、回数が多いほど高くなります。
社内不倫は毎日顔を合わせられるため、期間も回数も積み上がりやすいのが実際です。同じ相手でも、社外の人との関係より高くなる方向に働きます。
金額の決まり方は不倫・浮気慰謝料の相場で説明しています。
会社に連絡が来たとき
相手の配偶者が会社に連絡してきた場合、こちらが直接対応すると、やり取りが長引きやすくなります。
弁護士を窓口にすれば、直接の連絡は止まります。会社への接触を完全に防げるとは限りませんが、話し合いの場を職場の外に移すことはできます。
得るものはありません
ここまで見たとおり、社内不倫は失うものばかりです。
慰謝料を払って終わる話にとどまらず、仕事、職場での立場、周囲との関係まで及びます。
会社に知られる前にご相談ください
相手の配偶者から連絡が来ている段階であれば、まだ打てる手があります。会社に伝わってからでは、選べる道が狭くなります。どう進めるかは状況によって変わりますので、まずはお聞かせください。
