遺産分割協議
遺産分割をするためには、まず相続人全員で話し合いを行い、話がまとまったら、その内容で遺産分割協議書を作成します。
遺産分割協議書とはどのようなものなのか、何のために作成するのかなどについて説明します。
遺産分割協議書とは?
遺産分割協議書とは、遺産分割の話し合いがまとまった際に、そのまとまった内容を書面にしたものを言います。
協議書自体には、特に決まった書式があるわけではありませんが、後述の通り各種財産の名義変更の場合には記載内容に不備があると、変更ができないおそれがあります。
遺産分割協議書はなぜ作る必要があるのか?
まず、第一に、相続人の合意内容を明確にした上で、記録として残すために必要です。遺産分割協議書を作成しておけば、後になって、「その財産は私がもらうはずだった」とか、「私の取り分が少なすぎる」などのトラブルが起こる可能性が低くなります。(トラブルが起こる可能性が全くないとまではいえませんが・・・)
次に、様々な財産の名義移転のために必要になります。例えば不動産の名義を変更したり、預貯金を引出したり、株式の名義を換えたりするためには、遺産分割協議書の提出を要求されます。