話し合いに応じなかった遠方の親族との間で遺産分割調停を行いわずか4ヶ月で調停を成立させた事例
ご相談・ご依頼内容
30代のAさんが、亡くなった5年近く前になくなった母親の遺産について他の2人の相続人であるきょうだいと協議ができず、遺産分割が未了のままになってしまっているというご相談でした。
Aさんは、この5年間、遺産分割協議をしようと試みていたものの、他の相続人の内の1人が遠方に住んでいたこともあり、協議に一切応じようとしなかったため、もはや協議は困難と考えていました。
そこで、弁護士が代理人となり遺産分割調停を申し立てたところ、初めて相手から連絡があり、遺産分割調停にも出席して話し合いができるようになりました。いくつかの点に争いはあったものの、Aさんの一番の望みは早期解決であったので、柔軟に交渉を調停申立からわずか4ヶ月でスピード解決することができました。
これにより、Aさんは法定相続分通りの預貯金と不動産の代償金を取得することができました。